患部を詳細に確認できるCT

頭頸部CTの特徴

CTはX線によって体の断面を撮影する装置で、360度回転して撮影します。一般のX線撮影では立体的な体を二次元の平面で撮影するために、構造物が重なって病変が見えなかったり、正常な部分が異常な病変として映ったりと、診断に難儀することがあります。一方CTでは三次元的に撮影できるために、隠れていた病巣が鮮明に撮影でき、得られる情報量が飛躍的に増えます。硬い骨と柔らかい粘膜を鮮明に描出ことができるために、頭部(鼻・副鼻腔、中耳や内耳など)では特に有効です。さらに当院に設置しているコーンビームCTは被爆する放射線量も従来のCTに比べ10分の1程度と少量になります。

当院での頭頸部CTの使用

目視や内視鏡では確認することのできない部位に対して、X線撮影を行いますが、症状によってはより正確な診断を得るためにCT撮影することになります。例えば一側性の副鼻腔炎の場合は悪性腫瘍や虫歯などが原因になっている可能性がありますのでCTをお勧めします。虫歯が原因の場合は歯科と連携して治療に当たります。
鼓膜所見が正常なのに伝音難聴がある場合なども鼓膜の奥にある耳小骨の病変が疑われますので、CTが有用になります。また鼓膜の一部に陥凹があり、耳垢が詰まっている場合は真珠腫性中耳炎の可能性もありますので、CTで中耳の状態を精査する必要があります。
頭部打撲で鼻骨骨折や眼窩底骨折が疑われる場合もCTが有用になります。転倒して鼻出血で来院された患者さんがCTで眼窩底骨折と頭蓋底骨折が見つかり、緊急入院になった例なども経験しています。

頭頸部CT撮影の流れ

当院では頭頸部CT検査の予約は不要です。必要により頭頸部CT検査を行います。

受付の際に詳細な検査を希望する旨をお伝えください
診察の際に院長が症状などを伺いながら頭頸部CT検査の必要の有無を判断します
当日に頭頸部CTによる検査を行います。

撮影時間はセットアップ、撮影時間を含めても5分以内です。画像処理にも5分程度の時間を要します。
保険適応で3割負担の方でCT検査費用のみで3,000円程度です。
※CT検査費用に加えて、当日の処置やその他の検査、受診料などの費用が別途必要になります。

このような方は一度頭頸部CT撮影による診察をお勧めします

  • 副鼻腔炎の診断を受けて治療をしているが、なかなか症状が改善しない方
  • 鼻から喉に痰が流れ落ちて、のどの違和感が続いている方
  • 顔面の重い感じがする方
  • 顔面(頬っぺた)が腫れている方
  • 喘息と副鼻腔炎を合併されている方
  • 難聴が進行している方
  • 成人で激しい耳の痛みと難聴がある方
予約はこちらから